りんごはグッチになりうるか
現在、当園では摘果作業の真っ只中!来る日も来る日も実すぐり実すぐり。たまに岩木山です。
残した実にしっかり栄養がいくように、管理を続けていきます。(と言ってもまだまだ摘果する量の方が圧倒的に多いですので残した実の話をする時期は大分先です)
さて、前回の記事のすぐ後にこの記事を考えています。長崎のほうじ茶を飲みながら。
LIVE FRUITYは結論ではなく、私がこれから辿る過程のことです。まだ芽も出していない種のようなものですが。
りんごで言えば、今まさに食べられようとしているりんご、甘くて程よい酸味の素晴らしい味わい。こんな人生を送りたい。ってことではないんです。
この素晴らしい味わいのりんごが出来上がるまでの、過程の話。文字にするにはまだうまく表せないですが、先輩方の背中であったり、青森県や日本のリンゴ産業、果物産業であったり、自然災害や喜びの収穫、例えればきりがありませんがそんな中にLIVE FRUITYがあります。ドラマみたいな感じがします。
もちろん色んな場所で色んな人と色んな果物を共有して楽しみたい!という想いもLIVE FRUITYです。こちらに関しては地道にコツコツやっていけたらと思います。
そして、そんなことを目標にしている私が最近考えること。りんごはグッチになりうるか。これは前職で教わった?こともあって、最近またよく頭に浮かんできております。もっとスタイリッシュな言葉を使っておられましたが、、、マスマーケティングとかニッチマーケティングの話しだったように思います。
りんごはグッチになりうるか。
例えがグッチでなくてもいいんですけども、超高価格(果物の超高価格がいくらかはおいといて)での果物販売が成り立つのか、そして持続的に販売できるか、産業全体の中での位置づけと客観的な視点での評価とか。
そして自分がこれからつくっていく果物達はいったい何なのか。
考えれば考えるほどキリがなくて哲学の域に突入していきます。
私は私のつくった果物をあなたに食べて欲しい。そして果物を生活のどこか一部に、仲間に入れてあげて欲しい。少しでも喜んで貰えると嬉しい。誰かと分かち合って欲しい。
そんな風にやっていけたらいいなと思っています。
今はLIVE FRUITYの種です。そして明日からもまたせっせと実すぐりをしていきたいと思います。
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