春近し

冬の間、なかなか更新せずにいました。山へ行ったり畑へ行ったり、相変わらず自然の中におりました。

3月も上旬、園地の雪解けも進み、南向きの日当たりの良い場所は地面が見えていたりします。個人的には焦らされますが、これはまだまだ剪定作業が残っているから。

山手の園地では車を停めるスペースを確保するのに一苦労です。除雪機があればあっという間ですが、所有していないのとレンタルが億劫で自力で除雪。2時間ちょっとを汗ダラダラで終えました。

剪定自体は年明け早々から取り掛かっていますが、まだ未熟なこともあってペースが上がらず。ここに来てやっと、なんとなくノッてきた感じです、が…
昨年はフラン病という病気が多かったですが、今年もその傾向にありそうです。フラン病の処置にあたっていますので自ずと剪定のペースも落ちる。後からやれば良いのかもしれませんが早期処置で被害拡大を防ぎたいのと、絶対やり忘れたり億劫になるのがわかってますので見つけたらやるスタイルで今年は臨んでいます。
こんな感じで被害部分の樹皮を削り、そこに薬を塗布します。どんどん伝染、拡大するのを防ぐのと、飛散防止のためにやりますがこの木はよくもってるなと思います。樹皮がぐるっと一周被害にあうと切除、一周しなくてもあまりに被害が大きいなら切除する事も(少し余分に削るようで、昨年それが甘かったとこがまた被害にあってます。完全に自分の怠慢)
被害部分には泥だんごを塗ったくって黒いラップみたいのを巻く方法もありますが、丸葉樹は削りとりトップジンのオイルを塗布しています。専用のナイフでうまく削りとり…
ポロポロ、ガリガリと削りとった樹皮はしっかり撤去、これをほったらかすとここから菌が再び飛散してしまいます。
これは先ほどと違う木ですが薬剤の塗布後の様子。けっこうグロテスクな色です。
切断した主枝はおそらく雪害で欠けたような痕跡がありますが、この部分はしっかり据え付けて切断した方が良いのかもしれません。枯れ込みが来てそこからフラン病に感染したのかな。ダメージを受けた部分から感染していくようですので、剪定後の切り口にバッチレートという薬を塗る作業もしっかりやらなくてはいけません。

そんなこんなで冬といえどやる事はありますし、未熟者ですので時間もかかることからけっこう忙しかったりします。それでも冬の園地は空気がキリッとして気持ちが良いですね。それを感じて仕事ができていますのでまだ良いのかな。

大好きな岩木山。春の山もせめて1回は行きたいところです。仕事頑張らないと。

まかなえ果樹園

LIVE FRUITY!! Makanae Orchard

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